病院概要
名寄東病院は、2003年12月に旧国立療養所名寄病院を名寄市が無償譲渡を受け公設民営の病院として開院いたしました。
本院は、急性期医療を終えた患者さんの慢性期医療を担う病院で、「回復期リハビリ」「緩和ケア医療」「療養医療」を提供しています。
入院されている患者さんは主に脳卒中後遺症、心肺疾患治療後、大腿骨骨折後などの長期臥床による廃用症候群、末期がんなどです。
これからの高齢化社会において、慢性期医療の役割はますます重要になりその需要も高まります。
しかし限りある資源の有効利用から、当院は在宅と療養病床を組み合わせ、患者さんの生活の質を少しでも高める視点で病床管理を行うことを目指しています。
すべての人はいずれ老い、人生の終末期を迎えます。
自宅でその時を迎えられない患者さんに対しては、できるだけ心安らぐ毎日を提供できるよう、制約を少なくし自宅に近い療養環境の提供に職員一同努力を続けてまいります。
▶ 基本理念
名寄東病院は、地域の慢性期医療を担う拠点病院として、患者さんの権利と尊厳を重んじ、安心して療養できる病院を目指します。
▶ 基本方針
1. 患者さんの権利と尊厳を尊重し、患者さん中心の医療を提供します。
2. 患者さんならびに家族の皆様から信頼され、満足いただける良質な医療の提供を目指します。
3. 患者さんのニーズに答えるため、地域の医療機関と連携し一体的な医療サービスの提供に努めます。
4. すべての職種が連携し、安心・安全な医療の実践に努めます。
▶ 療養病床とは
①どのような方が入院されていますか?
病状が安定し、急性期治療が既に必要のない方で、かつ在宅へ戻るには医療度の高い患者さんです。
②どれくらいの期間の入院ができますか?
期間を定めず、長期療養して頂けます。 特に24時間の点滴や酸素の供給が必要であったり、肺炎を繰り返すといった医療依存度の高い方に、継続的かつ的確な医療の提供を、入院期間を決めず長期で行うことができるのが特徴です。
▶ 名寄東病院 組織図 令和6年10月1日
▶ 施設基準
病床及び基本料 | 第1病棟 | 第2病棟 | ||
病床数 | 療養病床 60床 | 療養病床 45床 | ||
入院基本料 | 療養病床 入院基本料2 | 療養病床 入院基本料1 | ||
看護配置基準 | 1日看護配置20対1 (看護職員数4対1) |
関連の加算等 | ||
---|---|---|
入院基本料加算 | 療養病棟 療養加算1 | |
認知症ケア | 認知症ケア加算3 | |
検査 | 検体検査管理加算(Ⅰ) | |
画像診断 | マルチスライス16列CTスキャナ | |
リハビリ | 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ) 運動器リハビリテーション料(Ⅱ) 呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ) | |
食事 | 入院時食事療養(Ⅰ) | |
感染対策 | 感染防止対策加算2 | |
診療情報評価 | 電子的診療情報評価料 | |
データ提出加算 | データ提出加算1,3 診療録管理体制加算2 | |
看護体制加算 |
夜間看護加算 |